Pale Cocoonの傑作!ミニマル、ポストパンク、アンビエント等の要素を孕んだ幻想的なサウンドが◎!
イイです!1984年に富山はPafe Recordsからリリースされた川端強によるPale Cocoonの傑作『繭』が嬉しいリイシュー!ベルギー象徴主義絵画からインスピレーションを受けたという本作、ミニマル、ポストパンク、アンビエント等の要素を孕んだ神秘的で幻想的なサウンドがリリカルに響く素晴らしい内容となっております!ギター、シンセサイザー、ドラムマシーン、歌、リコーダーなどが特異なサウンド・ヴィジョンで展開されていく訳ですが、エクスペリメンタルな要素がありつつも突き放すような感覚はなく、妙に親密でジンワリと聴き手の心に沁み込んでくるような魅力がありますよ!淡く儚く美しいサウンド、そして歌声に宿る内省的な切実さからはCherry Red RecordsやThe Durutti Column等との同時代性が感じられて◎!また、WooやCluster、Penguin Cafe Orchestraなどを想起させる展開もありますね!それから、いわゆるアシッド・フォークな音ではありませんが、ソフトサイケデリックな空気感を纏った歌/音を聴かせてくれるという点においてはアシッド・フォーク好きが聴いても面白いかもしれません!いずれにせよ、とてもイイです!オススメ!
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