カザフスタンの伝統楽器、ドンブラの決定盤!素朴で暖かな哀音を帯びた音色が魅力的!
イイ音ですね!遊牧民であったカザフ人に古くから伝わる伝統楽器、ドンブラに焦点をあてた作品です!ドンブラとは、梨型のボディをもった2弦の撥弦楽器で、モンゴルの馬頭琴やマダガスカルの弦楽器などに通じる素朴で暖かな哀音を帯びた音色が非常に魅力的な楽器です!本作はそんなドンブラの伝統音楽を体系化して、自ら作曲家として、多くの作品を残したタッティンベット(1817-1860)の遺産を伝える20世紀の名手による歴史的演奏と、今日の若い後継者たちの演奏をおさめたドンブラの決定盤となっています!ジャケットのような草原を想起させる音がとにかく素晴らしく、”おおらかな哀愁”とでも呼べそうな旋律と音色が非常に心地良いですね!遊牧民の生活が透けて見えてくるようで◎!現役のタッティンベット派の代表的継承者、タサスベック・アセムクロフのインタヴューと演奏を収めたDVD(PAL方式)つき!オススメ!