面白いです!レア音源復刻CDと小冊子でミャンマーの音楽文化、初期レコード文化を紹介する大充実作品!
これは面白いです!本作は、レア音源復刻CDと小冊子でミャンマーの音楽文化、そして初期レコード(SP盤)文化を紹介する素晴らしい作品です!ギタリスト、作曲家、自主音楽レーベル”CADISC”を主宰する村上巨樹がミャンマーのレコードの歴史と役割、レコード探しの旅の記録をまとめた小冊子と、所有するレコードの中から厳選した音源を収録したCDで構成!小冊子の方は現地のコレクターの話を交えながら、レコードを通じてミャンマーという国を知るエッセイと論文の中間のような文章が掲載されています!そして、CDの方はカーラボー(大衆歌謡)、プロパガンダソング、読経、伝統芝居などの音源を収録!収録音源はどれも本当に面白く、南国的な雰囲気にみちた土着的なサウンドであったり、カントリーやジャズなどの西洋ポピュラー・ミュージックから影響を色濃く受けていたりと、様々な要素が感じられる極上音源ばかりですね!良い意味で得体の知れない独特の魅力が感じられますよ!スライドギターやアコーディオン等の西洋楽器とサインワインやサウンガウッ、パルウェイなどの民族楽器の響きが入り混じりながら展開されていく楽曲群からは独特の情感が感じられて◎!読経も妙に音楽的に聴こえてきたりと、とにかく聴いていて楽しいですね!小冊子とは別に曲ごとの解説もついていますよ!ノイズも風情として楽しめる大充実の内容です!大推薦!