ローラ・ギブソンの16年作!リリカルで真新しい空気に包まれていくような切なく美しいSSW作品!
素晴らしいです!ローラ・ギブソンがポートランドからニューヨークへと移り住んで制作した2016年作!持ち前のしなやかな感性はそのままに、過去作と比べるとグッと楽曲が力強くなった正に最高傑作ですね!叙情的で切ないフォーキーな楽曲が圧倒的な美しさを放っていて、耳を澄ますほどにリリカルで真新しい空気感に包まれていくような心地良さが感じられます!それから、静けさを内包した歌と演奏で展開されている訳ですが、楽曲は非常にヴァラエティに富んでいて、内省的な要素を孕みながらも、ダイナミックとも思えるような風通しの良さをも兼ね揃えていますよ!ピーター・ブロデリックによるヴァイオリンやヴィオラの響きも印象的で◎!その他、デス・キャブ・フォー・キューティーのデイヴ・デッパー、そしてニーコ・ケースのダン・ハント、ディセンバリスツのネイト・クエリー、さらにSSW のアリーラ・ダイアンら豪華メンバーが参加!
それから、現在のアメリカを強く意識させながら、リルケやウィリアム・カーロス・ウィリアムズ、レナード・コーエンなどを引き合いに彼女の作家性を浮かび上がらせたライナーノーツも必読です!曲のクオリティがとても高い、切なく美しいSSW作品です!大推薦!!