滅茶苦茶イイです!韓国ソウルのマルチ・アーティスト、イ・ランの21年作!抜群の存在感を放つ歌声が◎!
滅茶苦茶イイです!韓国ソウル生まれのマルチ・アーティスト、イ・ランの2021年作!『ヨンヨンスン』、『神様ごっこ』、『クロミョン』と作品をリリースする度にその評価を高めてきたわけですが、今作もハッとさせるような箇所が満載でイ・ランならではの鋭い感性が息づく大充実の内容となっています!緊張感を伴いながら抜群のリアリティを誇るイ・ランの歌がとにかく最高!フォーク、クラシカル、アンビエント、ポップス等に彩られた素晴らしい歌声が胸に響いてきますよ!イム・ジーナ(漫画家/エッセイスト)が 「イ・ランの歌は聴く者を慰めるようなものではないが、聴いていると自分が真っ先に慰められることになる。」 とコメントを寄せていましたが、“正に!”ですね!特別な空気感をまとっていくような歌声から発露されていく表現者としてのスケール感も凄くイイです!性の多様性とフェミニズムを支援する合唱団、オンニ・クワイア(Unnie Choir)が参加する冒頭の「オオカミが現れた」とクロージングの「患難の世代(Choir Ver.)」をブックエンドにして挟み込むような構成も◎!それから、歌詞が滅茶苦茶イイので、対訳がついているのも本当に嬉しいです!アートワーク(版画)は廣川毅、40Pのブックレットには映画監督/作家の中村佑子によるライナーノーツも掲載!また、ジャケットも本物の紙幣の断片をすき込んだ特殊紙に真っ赤な箔押しを施したオリジナルの紙ジャケットとなっていますので、作品全体から放たれる圧倒的な存在感も含めて是非ご堪能下さい!大推薦!