英、小島“リンディスファーン”でのフィールド録音!アンビエントそのモノの凄さを体感できる大傑作!
やはり素晴らしいですね!毎回、最高のフィールド・レコーディング作品を届けてくれるChris Watson(Cabaret Voltaire、Hafler Trio)の2013年作!“ホーリー・アイランド”とも呼ばれるイギリス、ノーサンバーランド州にある小島“リンディスファーン”でのフィールド・レコーディングを行った大傑作!本作は島の歴史を反映させ(※下記参照)、7世紀の音を再構築するというコンセプトで制作された作品です!カモ、ムクドリ、渡り鳥などの鳴き声や波の音で形成された音は、ただただ美しく、立体的な音像もあいまって、自然の中に投げ込まれたような臨場感を与えてくれます!そして、“リンディスファーン”の野生動物の営みを完璧に捉えた本作には、アンビエントそのモノの凄味を体感できる良さがありますね!Chris Watsonの多くの作品の中でも最良とも思える様な最高の1枚です!美しい写真を携えたブックレットも充実していますよ!大推薦!最高!!
※本作のタイトルでもあるSt Cuthbert(聖カスバート)とは、7世紀後半に亡くなった“リンディスファーン”の聖人の名前です。アングロサクソン様式とケルト様式が融合した、英国特有の宗教芸術の最良の例として有名な『リンディスファーンの福音書』は彼の遺体が移葬される際に、修道僧イードフリスによって筆写・装飾されました。