James Rushfordがスペインの作曲家モンポウの『Musica Callada』をモチーフに制作したピアノ作品!
素晴らしいです!メルボルンの作曲家/ピアニスト、James Rushfordがスペインの作曲家フェデリコ・モンポウの『Musica Callada』(ひそやかな音楽)をモチーフに制作した2枚組のピアノ作品!Disc1にはモンポウの『Musica Callada』を収録!『Musica Callada』は初期のモンポウの作品とは違い、無調的な要素も取り込んだ前衛的で瞑想的なピアノ曲集として知られています!サティからの影響も指摘される作風で、静寂と慎ましやかな優雅さが同居したとても心地良い演奏を楽しめますね!そして、Disc2はJames Rushfordによる『See the Welter』!こちらは『Musica Callada』に触発される形で作曲されたピアノ曲集となりますが、モンポウの転写や再構築を目的としたわけではなく、打鍵、共鳴、調和などの記憶や感覚が音へと投影される見事な演奏となっています!いずれも、モダンな静寂の中へと埋没できる名演ですよ!響きと旋律から感じられる薄らとした光も◎!大推薦!