“Congregacion”のAnton Senchiによる15年作!南米的な情緒を孕んだニューエイジ&アンビエント作品!
面白いですね!南米産アシッド・フォークの傑作として名高い『Viene...』(72年作)でも知られるチリの伝説“Congregacion”のメンバー、Anton Senchi(Antonio Smith)による2015年作!本作はエレクトロニクスを軸としたダンサブルなニューエイジ作品といった趣で、Congregacionの作品やAntonio Smith名義のソロ作品のイメージで接すると多少の違和感を覚えるかもしれませんが、作品としては非常にユニークな仕上がりとなっています!ヒンヤリとしたエレクトロニクスとダンサブルなビートが作品全体を貫きながらも、その背景に見える音楽はジャズ、ソウル、フォークとかなり多彩!そして、その多彩さを南米的な情感と彼岸的な感覚で彩っているようですね!自身の歌声を響かせる場面では、グッとアシッド・フォークの雰囲気が漂ってくる辺りも非常にイイですよ!波の音等、自然の音を多用した心地良いアンビエントのような展開も◎!多面的な面白さを味わえる充実の作品です!オススメ!!