絶品!カンタベリーの系譜に内在されるポップ・フィーリングを、最もシンプルに抽出したような傑作!
最高!!2004年に来日して以来、日本に断続的に滞在して、石井マサユキ(gabby&lopez,TICA)、エマーソン北村、 sakana 、 mama!milk 、トウヤマタケオ、坂本慎太郎等、日本人ミュージシャンたちとの交流を積極的に行ってきたフランス人ミュージシャン、マニュエル・ヴィエンヴェニュの2013年作!『ロバート・ワイアットの"Sea Song"をそれまでに聴いたどんな音楽よりもすばらしいと思った少年が成長し、今、披露するのはこんな音楽。』と、プレスリリースに載っていましたが、正に!カンタベリーの系譜に内在されるポップ・フィーリングを、最もシンプルに抽出したような素晴らしい作品に仕上がっています!ジャジーな感覚、メロウなメロディ、捻りを効かせながらも心地良く響くアンサンブルが、とにかく素晴らしく、甘美で崇高な極上のポップ・ミュージックを楽しめます!背景から滲み出ている感覚は、過去2作と変わりませんが、より大胆でより広がりが感じられる辺りが、本作の肝になっていますね!ポップ・ミュージックのマニアックな手法を提示するのではなく、“ポップ”であることの本質を見事に提示!根源的な所へと向かう作品特有の、強固かつしなやかな感性が胸に響く傑作です!ロバート・ワイアット、スティーリー・ダン、ハイ・ラマズ、スピネッタ等が好きな人は、是非、聴いてみてください!それから、ベン・ワットの『ノースマリンドライヴ』(試聴3)や、マイケル・マントラーのカバーも秀逸ですよ!大推薦!!