滅茶苦茶イイです！スペインの女性シンガー、シルビア・ペレス・クルースの20年作！本作は演劇、映画、ダンス、絵画、写真、詩とのコラボレーションで制作した楽曲で構成されているわけですが、繊細でありながら華やかな魅力を持つ彼女の歌声を存分に楽しめる傑作となっています！ガットギター、ストリングス、パーカッション、バンドネオン、ピアノなどで織りなされる親密な空気感を醸し出すアンサンブルの妙が◎！流麗なガットギターの調べをバックに慎ましくも軽やかに歌われる楽曲や、声を重層的に重ねたドラマチックな楽曲等々、リリカルな叙情性を帯びたサウンドがグッと心に響いてきますよ！爽やかな情感の中にうっすらと滲むメランコリックな感覚もとてもイイです！それから、本作を貫くスパニッシュ～ラテンなアプローチも最高に洒落ていますね！実験的なサウンドをも交えた奥行きのある歌と演奏に魅了されてしまいますよ！静けさと暖かさに息づくポップ・フィーリングが嬉しい極上の1枚！スタンダードの風格も漂う名盤です！流通の関係で少し高くなってしまいましたが、内容は本当に最高です！大推薦！

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