素晴らしいです！90年代から活躍しているペルーのサウンド・クリエーター、ミキ・ゴンザレスが、アフロ・ペルー音楽とフラメンコを高度に融合させた傑作！スペインを代表するギタリスト、パコ・デ・ルシアが、アフロペルーの楽器、カホーンを気に入り、フラメンコに取り入れるようになったという有名な話が示す通り、アフロ・ペルー音楽とフラメンコはかなり親和性が高い訳ですが、それを実際に音で証明したというのが本作の凄い所です！カホーンが作り出す強力なポリリズムの上を、クリオーヤ（ペルー海岸地方の音楽）とフラメンコ両方の表情をうまく使い分けたガット・ギター、そして深いカンテ（フラメンコ歌唱）が見事に躍動していくサウンドはとにかく絶品！エレクトロニクスなどでアクセントを付けることによって、極めて現代的に仕上げている辺りもイイですね！フラメンコ側からは、ギターのフアン・アビチュエロ、ヴォーカルのトマシートなどが参加！ペルー側もギターのフェリクス・カサベルデなどが参加！ジョセフィン・フォスターやチャノ・ドミンゲスがスペイン音楽を取り上げた作品が、当店でも大好評を博しましたが、本作も是非とも試してみてください！前述のアーティスト達とはまた違った良さがありますよ！大推薦！