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滅茶苦茶イイです！故郷であり研究対象でも秩父をベースに、ペルーのフォルクローレと現代音楽を独自の解釈で弾き進めるギタリスト笹久保伸の30作目となる2021年作！本作はサム・ゲンデル、モニカ・サルマーゾ、アントニオ・ロウレイロ、ジョアナ・ケイロス、フレデリコ・エリオドロ、マルコポロポロといった現代最高峰の音楽家達を曲毎にフィーチャーした大充実作となっております！18分にも及ぶ1曲目、サム・ゲンデルとのコラボ曲から圧巻ですね！ゆったりとした流れの中で激しさと静寂が交錯し続けているような凄味がありますよ！また、それぞれの演奏が陰影を帯びた独特の情感を醸し出している辺りも◎！それから、声をフィーチャーした2曲目以降も素晴らしく、それぞれの声の持つ質感、空間性、間合いのようなモノがギターと溶け合う瞬間がたまりませんね！エグさと美しさが同居したフュージョン感覚に満ちたフレデリコ・エリオドロとのラスト曲にもハッとさせられる要素が満載で◎！演者それぞれの土地（U.S.A.(ロサンゼルス)、ブラジル、日本）の匂いが音から沸き上がってくる感じも最高です！そして、何といっても笹久保のギターの存在感が圧倒的な美しさを放っていますよ！かなりの大傑作です！大推薦！

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