格好イイです！埼玉県立民俗文化センターが“埼玉の民俗音楽”シリーズの1枚として、1983年（録音は1982年）にリリースしたLP『埼玉の盆踊り』に収録された“境石投げ踊り”をEM Recordsが俚謡山脈監修のもとリイシュー！

埼玉県深谷市境で行われている“境石投げ踊り”の魅力は何といっても太鼓と鉦による強烈なビートと、圧倒的な音量で一斉に吹き鳴らされる笛が超土着的なミニマル・ミュージックといった風情を醸し出している所でしょうか！？プレスリリースやライナーノーツでは、「農村のインダストリアル・ミュージック」「畑の中のリッチー・ホウティン」さらにはSPKなどが引き合いに出されていますが、本作の音像には不思議とモダンな響きが感じられますね！異界を垣間見せてくれるようなパワーが音に宿っていて◎！もちろん民俗音楽特有の生活と地続きの土着性やそこから派生する叙情性も感じられますよ！

それから、今回新たに2017年の“境石投げ踊り”の模様をSUGAI KENのレコーディング／ミキシングで制作された音源も収録！こちらも興味深い内容で、充実のライナー・ノーツとあわせて聴くとより楽しめますね！いずれにせよ、民俗音楽の音楽としての力やユニークさを堪能できる作品です！大推薦！！

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