これは素晴らしい!サックスでフラメンコを演奏したという伝説のキューバ人音楽家ネグロ・アキリーノの希少な復刻音源集!本作は、ネグロ・アキリーノの32~36年のバルセロナ録音と40~41年のハバナで録音を収録!歌声に最も近いサックスで、“カンテ・フラメンコ”の世界を表現したという作品で、フラメンコの哀愁や官能を歌声とはまた違った情感で楽しめますね!前半はギターやピアノなどを交えた小編成のフラメンコで、後半が楽団との演奏で構成されている訳ですが、ニーノ・サビーカスやMonolo de Badajazのギターなどもフィーチャーした前半が特に素晴らしいですよ! “サックスの(マヌエル・)バジェホ”、“サックスの(ペペ・)マルチェーナ”と評されたフラメンコの妙を、サックスならではモダンな感覚で堪能できます!それから、ネグロ・アキリーノの良きライヴァルであったサックスのフェルナンド・ビチェスが、フラメンコ・ギターの神様ラモン・モントーヤと録音した音源も6曲、収録!こちらも本当に素晴らしく、ラモン・モントーヤの眩いばかりのギター捌きに導かれるように産み出されるフランコならではの哀愁が◎!ジャズ・フラメンコの原風景とも思えるような格好良さもありますね!濃厚でモダンな極上フラメンコ!大推薦!!