イイです!イヴォール・ランセロッチを父に持ち、モレーノ・ヴェローゾ、アレシャンドリ・カシンとの+2でもお馴染みのブラジル人プロデューサー/パーカッショニスト、ドメニコ・ランセロッチが、カエターノ・ヴェローゾのバンドメンバーでもあるRicardo Dias Gomesとコラボレーションした2023年作!Ricardo Dias Gomesが持ち込んだロシア製のモジュラーシンセを使ってサンバを演奏するという実験から始まった作品で、ドメニコ・ランセロッチのギターとパーカッション、そしてモジュラーシンセが組み合わさり、独特でモダンな音響感覚に彩られたサンバを堪能出来る素晴らしい作品となっております!モジュラーシンセがサンバで使われる打楽器ガンザ、タンボリン、ヘピーキ、スルドらと似たサウンドであることに気がつき、ボサノヴァやジャズサンバ以前のルーツ・サンバとの共通点も見いだしたとのことですが、リズムの豊かさとシンセ音の持つ浮遊感が絶妙な心地良さを醸し出してますよ!また、トン・ゼーの『Estudando O Samba』から影響を受けたとのことですが、納得ですね!ジョアン・ジルベルトやタンバトリオへのオマージュ曲も含む全10曲!プレスリリースでは、トム・ゼ、ファウスト、ジョアン・ジルベルトが引き合いに出されていました!格好イイですよ!オススメ!