これは格好イイ！ペルーのフォルクローレと現代音楽を独自の解釈で弾き進めるギタリスト笹久保伸と、デタル音響処理に精通した作曲家、岡安啓幸によるコラボ作品！笹久保伸が弾いた即興によるギター演奏に、岡安啓幸が加工や編集などの音響処理を施す形で制作された作品で、ただの音素材にはならない抜群の存在感を放つ笹久保のギター音と、岡安による繊細で鮮烈な電子音が同居し、反発し、そして美しく溶け合う傑作となっています！心地よい揺らぎを放つ音像からは、神秘的で叙情的なアンビエントやドローンを聴いているような佇まいも感じられて◎！全編、冷ややかで涼しげなトーンで展開されている訳ですが、そこから発露されていく情感、情緒が物凄く詩的ですね！質の違う2人の音が合わさることで、よりヴィヴィッドな触感を音から感じられる辺りも頗るイイですよ！大推薦！！