本作も絶好調ですね！前作『バイト・ザ・マウンテン』、パートナーでもあるICHIとの共作10インチやスプリット7インチを経てリリースとなったレイチェル・ダッドの2014年作！プリペアド・ピアノ、自家製の木琴、歌声、クラリネット、タイプライター、マッチ箱、スティール・ドラム、タップ・ダンス、拍手手拍子などを巧みに操る鮮やかなアンサンブルと、レイチェルならではのしなやかな感性から産み落とされるソングライティングが組み合わさった世界からは、とても強固なモノが感じられますね！それから、アフリカのフィールド録音作品やスティーヴ・ライヒなどのミニマリズムから影響を受けたとのことですが、フォーク・ミュージックに内在する“変化と継続の反復”を見事に顕在化させたリズム感覚が素晴らしく、魔法がかった高揚感で満ちていますよ！器楽的にも非常にユニークな優れたSSW作品です！歌詞、対訳付で紙ジャケ仕様！大推薦！！

【主な参加メンバー】
ローラ・マーリングの片腕として知られるマーカス・ハンブレット、アレッシーズ・アークのアレッシー・ローレン・マーク、ロズィ・プレイン、サンズ・オブ・ノエル・アンド・エイドリアンのエマ・ガトリル、ウッドペッカー・ウーリアムスのトーマス・ヘザー、ICHI等々。