格好イイです！ディアフーフやカーテンズなどの活動でも知られるクリス・コーエンの19年作！ゾンビーズやビーチボーイズなどを想起させるグッド・メロディーがサイケデリックやフォーク、AOR（？）なサウンドと溶け合った極上の1枚に仕上がっています！非常にポップで聴きやすい作品なのですが、楽曲のあちこちに喪失感が漂っているので、叙情的で詩的な奥行きが作品にグッと与えられていますね！それから、聴き込むほどに驚嘆させられる様々な意匠を施したアンサンブルが、ポップミュージックとしての強度を無茶苦茶強めていますよ！凄くイイです！前2作はほぼ自身による多重録音のみで完成された作品でしたが、本作ではサックス奏者のケイシー・ヌードセンや映画音楽作家として知られるジェイ・イスラエルソン、共作者にディア・ノラのケイティ・ダヴィッドソンやザック・フィリップスらが参加！インディ・ギターロックとしても楽しめる傑作です！ボーナストラックと盟友ロビン・ペックノールド（フリート・フォクシーズ）が手がけたライナー・ノーツを加えた日本盤！大推薦！

LPはこちら