滅茶苦茶面白いです！カリブ海、グアドループ島特有の音楽、太鼓歌“グウォカ”に焦点をあてたコンピレーション作品！“グウォカ”はアフリカから奴隷として連れてこられた人々の社会的、音楽的、儀式的な慣習に基づいて育まれたモノで、単に音楽であることに留まらず“生き方”や“考え方”であるとされています！伝統的な“グウォカ”は太鼓とコール・アンド・レスポンスによるシンプルな形態だったのですが、1970年代に入ると Gerard Lockel や Christian Lavisoらの登場により、ファンク、ジャズ、エレクトロニック等の要素を取り入れ始めました！本作はそんな多彩なジャンルから影響を受けた1980年代以降のハイブリッドな進化系グウォカをコンパイルした超充実作品となります！土着的なリズムがスピリチュアルでコズミックな風合いを纏うことでディープなファンクへと昇華されていくような楽曲や、グルーヴィで素朴な太鼓歌にフューチャリスティックな要素を加えたような楽曲、パーカッシブで儀式的な雰囲気が格好良いサイケデリック・ファンク等々、どれも格好良い音源ばかりですね！取って付けたように多ジャンルを取り入れましたみたいなサウンドではなく、土着性を損なうことなく伝統的な“グウォカ”をモダン化させたような格好良さが◎！身体から湧き出てくる音が多ジャンルを巻き込んでいくような楽曲群に魅了されてしまいますよ！極上のフレンチ・カリビアン音楽をご堪能下さい！大推薦！