滅茶苦茶イイです！ワン・アンド・オンリーの世界を提示し続けるインプロヴァイザー、半野田拓による2024年、2作目！アナログシンセ、エレキギター、エレキベース、アコースティックギター、ピアノ、サンプラーで展開されていくわけですが、独自の視点が息づくメロディ、リズム、音色がカラフルでヴィヴィッドに響く素晴らしい内容となっております！オブセッションを孕んだ奇妙な電子音のようであり、ぶっ壊れた歪なミニマルミュージックのようでもあり、そしてパンクやロックのようなカタルシスも感じさせてくれる極上盤ですよ！また、エキゾチックな要素を孕んだゲームミュージックのような佇まいも◎！BPMとは違った意味で、強烈に速度を意識させる独特のドライブ感に一気に惹き込まれてしまいますね！プレスリリース(？)には “量塊性の豊かな楽音のタイムグラデーション、表情多彩なメロディーと心地よいリズムワーク。エッジの効いたテクスチャーが楽しめ、様々な気分を味わえるグッドアルバム。”とありましたが、よく分かります！ある種の境界を強く意識させるような刺激的なサウンドで、聴き手の感受性に大小問わずに何かしらの変化を及ぼすであろう不思議な力を持った傑作です！大推薦！