素晴らしいです！本作はカリブ海に浮かぶ島プエルトリコの1940年代から60年代までの録音を集めた音源集となります！スペインを中心としたヨーロッパの音楽文化と西～中央アフリカを中心としたアフリカの音楽文化が混ざり合って形成されたプエルトリコの音楽を存分に堪能できる好内容となっていますね！同じくカリブ海のキューバとは音楽的な類似性が高いわけですが、プエルトリコの場合はアフリカ以上にヨーロッパからの影響が色濃く、その結果、歌と弦楽器が重要な位置を占めるようになったと言われております！優雅なメロディとクアトロ・ギターなどの見事な弦楽プレイ、そしてカリブ海の南国的エッセンスを吸い込んだ風情が最高にイイですよ！素朴なモノからオーケストラ編成のモダンなモノまで多彩な楽曲が◎！プエルトリコからニューヨーク周辺に移住した人々が中心になって形作られたサルサ誕生前夜のプエルトリコのルーツ・ミュージックをご堪能ください！オススメ！

※トリオ・ロス・パンチョスでの活躍でも有名なジョニー・アルビーノがパンチョス加入前に組んでいたトリオ・サン・フアン、プレーナをビッグ・バンドに持ち込んで人気を得たセサル・コンセプシオーン、プエルトリコ音楽における大作曲家ペドロ・フローレス、ラファエル・エルナンデスらの楽曲が収録されています！