素晴らしいです！音楽家/サウンドアーティスト/ドラマーの松本一哉の22年作！制作期間に9年の歳月を費やしたという作品で、ファースト『水のかたち』と対になる、氷の音をテーマにしたアルバムとなります！「凍結した湖や流氷などが起こす音と共に、本来楽器ではないモノなどを使用し、即興で1 発録音をしたり、色々な仕掛けを用いて環境そのものに働きかけて録音した内容」とのことですが、繊細な音の連なりが幾重にも広がり、ある種のダイナミズムを携えて響いてくるような極上のフィールド録音/音響作品となっていますね！電子音響、ドローン、アンビエントのようにも聴こえてきますが、そういった言葉では括りきれないようなスケール感が感じられますよ！disc1 は氷上で起こる事との演奏や働きかけを基にし、disc2 はハイドロフォンを使用し氷下で起こっていた事との演奏や働きかけを基にした構成！超越的で神秘的で太古的な音を存分に楽しめる傑作です！松本一哉自身が録音時に撮影した氷や自然の32ページのカラーブックレット写真集が付属しています！大推薦！