イイです！1963年に鳥類学者トム・スタッカノフが、バードウォッチングに訪れたカリブ海のバハマ、ナッソーで、女性歌手が歌うカリプソに魅了されてレコード収集を開始！そうして、制作された“女性が歌うカリプソ”のコンピレーション作品が本作となります！トリニダード・トバゴやバハマ、ジャマイカ、アメリカ、南アフリカと様々な地域の女性シンガーが1954年から68年までの間に残した音源が収録されているわけですが、粋で叙情性も豊かなカリプソの魅力をヴィヴィッドに伝えてくれる音源集となっていますね！また、ギターとパーカッションのシンプルな楽曲やブラスが華やかな楽曲、コーラスが効果的な楽曲などなど、収録楽曲の演奏編成も多彩で◎！熱気を孕んだ爽やさが心地良く、独特のエスプリも魅力的な極上カリプソ集となっていますよ！オススメ！！

※魅力的な参加メンバーは以下の通りです。
トリニダード・トバゴから「カリプソの女王」ことカリプソ・ローズ。バハマからカリプソ・ママ。米国出身でありながら1940年代から50年代初頭にバハマで人気を博したエロイーズ・ルイス率いるジ・エロイーズ・トリオ。ジャマイカ、キングストン生まれで、詩人で作家でもあったルイーズ・ベネット。米国生まれのハイチ系の舞台女優で、ヨーロッパなどでも活躍したジョゼフィーン・プレミス。米国の活動家で詩人、歌手、女優でもあり、マーティン・ルーサー・キング牧師とともに公民権運動に参加したマヤ・アンジェロウ。そして、南アフリカ出身でアパルトヘイト廃止運動にも積極的に関わったミリアム・マケバ。