滅茶苦茶イイです！工藤冬里率いるマヘル・シャラル・ハッシュ・バズが1986年2月23日に国立公民館で行ったライブ音源！カセット作品『pass over musings』の発売記念として企画されたライブの模様を収録した作品となるわけですが、熱気に彩られた活き活きとしたサウンドを堪能出来る極上のサイケデリック・ロックを展開していますね！推進力を持ったベース、牧歌的で叙情的なブラス、ザクっとしたギターの感触、そして独自のグルーヴを放つ歌と言葉、その全てが最高にイイです！ヴェルヴェッツやボブ・ディランを想起しつつ、工藤冬里によるライナー（『国立気分』のライナーとあわせて是非！）を読みすすめながらジョイ・ディヴィジョンやメイヨ・トンプソン、デヴィッド・トーマスに思いを馳せ、そして改めてマヘルの圧倒的なオリジナリティに魅了される至福の43分です！あまり変化がないと思われがちですが（？）、マヘルは時期によって演奏が全然違うので本当に面白いですよ！強烈なオブセッションも感じる名演を存分にご堪能ください！「僕は戦車」、「河口湖畔にて」、「腰くだけの犬」、「蝶」などを収録！半壊美的フォルムのサウンドがリリカルかつ鮮やかに胸に響きます！大推薦！

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