最高!!ガルシア・ロルカ等のスペイン古謡のカバー集、昨年リリースされた『Blood Rushing』 が当店でロングセラーを続ける女性フォーク・シンガー、ジョセフィン・フォスターの2013年作!本作はナッシュビルでの録音ということもあり、テイスト的にはカントリーのマナーに沿った部分もありますが、いわゆる“カントリー”なレイドバックな感覚ではなく、ジョセフィンならではのモダンな感性で彩られたポップ・ミュージックに仕上がっています!ジョセフィンの資質でもある1920年代~50年代の大衆音楽的な感覚は本作でも貫かれていて、特にピアノの使い方が非常にドラマチックで◎!当時の大衆音楽の濃厚な色気を髣髴させる格好良さがありますよ!ジャズやフォーク等様々な音楽を背景に滲ませながらも、ジャンルの分離なくポップ・ミュージックへと昇華させた本作は、ある意味ジョセフィンの音楽観が最も如実に現れたような作品とも言えるでしょう!近代文学の香りと古き良き時代の音楽の記憶を、瑞々しい感性で蘇らせたような歌と演奏が本当に素晴らしいです!ナッシュビルのミュージシャンを起用しての作品ですが、パートナーでもあるVictor Herreroは勿論参加!ブロードウェイのミュージカルで使われた『Cabin in the Sky』のカバー、それから、ボーナス・トラックとして収録されたバカラックのカバーも秀逸です!ライナーノーツの座談会には当店店主も参加させて頂きました!大推薦!!