コスタリカで育ったカリプソSSW、ウォルター・ファーガソン!熟成された極上のフォーク・ミュージック!
これは本当に素晴らしい!!1919年にバハナで生まれコスタリカで育ったカリプソSSW、ウォルター・ファーガソン!なんでもコスタリカのカリブ海沿岸には、ジャマイカ系の黒人の移民が多く、カリプソが英語で歌われる文化があるとのことです!カリプソの独特のゆったりとした心地良いリズムと、シンプルで時折甘く響くメロディが最高にイイですね!録音時、既に80歳を超えていた訳ですが、“渋い”という言葉では表現しきれないような活き活きとした感性が息衝いて◎!ギター1本による弾き語りですが、全く飽きることなく楽しめますよ!熟成されたフォーク・ミュージックの素晴らしさを思い知ると同時に、大袈裟な物言いとなってしまいますが、ミシシッピ・レコードなどがやってきたことの1つの答えを見出したような心地がしました!ワールド好きは勿論ですが、マイケル・ハーレーなどの粋で味わい深いフォーク・ミュージックが好きな人にもオススメです!最高にイイですよ!大推薦!!
※ウォルター・ファーガソンは、1970年代まで、自分の育ったリモン地方の村を出ることなく、ギター1本で歌ったモノをカセットに吹き込み、それを観光客相手に細々と売っていたそうです。1982年に米国人音楽学者が「発見」し、スミソニアン・フォークウェイズから作品をリリース。そして、1986年には、コスタリカの研究者によって2作目をリリース。その後、既に引退状態だった2002年に、村を出たがらないファーガソンのために録音機材とエンジニアを丸ごと運んで録音した『バビロン』が大好評を博し、続く復帰2作目となったのが本作となります。