フリー・ジャズの熱気とスピリチュアル・ジャズの陶酔が組み合わさったフランス抵抗アヴァン・ジャズ!
クロチルドやフランシス・ベベイをリリースしていたフランスのBorn Bad Recordsより素晴らしいリリース!ピエル・バルーのレーベル:サラヴァ(1965年)、そしてアート・アンサンブル・オブ・シカゴがパリを活動拠点(1969年-1971年)としたこと等の流れを受けて、70年代初頭のパリに吹き荒れた前衛ジャズのムーヴメントをコンパイルした作品集です!詩人 アルフレッド・パヌーの朗読とアート・アンサンブル・オブ・シカゴのセッション、ブリジット・フォンテーヌ&アレスキー、フル・ムーン・アンサンブル、バロック・ジャズ・トリオ、フランソワ・チュスク、マアジュン等による音源はどれも素晴らしく、フリー・ジャズの熱気とスピリチュアル・ジャズの陶酔が組み合わさった、力強くもメロウ、生命力と色気に満ちた音源集となっていますね!“20歳の若者にとって音楽行為は政治活動だった”とプレスリリースにありましたが、原発問題、ラルザックでの農民闘争、ゲイ、女性、移民への差別問題等と結びついた当時の音楽にはただならぬ熱気が感じられて◎!もちろん、そういった政治的な背景抜きにアート・アンサンブル・オブ・シカゴやブリジット・フォンテーヌ等が好きであれば、純粋に音楽として楽しめる内容でもありますよ!素晴らしいです!大推薦!!
試聴1 試聴2
LPはこちら