ダイナミックで詩的なジャズ!伝承歌をベースにしたアレンジ、オペラ歌手を起用した大胆な構成が見事な1枚!
これは最高!!作曲家兼サックス奏者、Matana Robertsのよる2013年作!アフリカ系アメリカ人である彼女が、自身の出自にインスパイアされ、そしてジャズの伝統への愛憎入り混じる感情を原点に制作にあたったという“Coin Coin”シリーズの第2章!第1章も素晴らしかったですが、本作も最高にイイですね!アメリカの伝承歌をベースにしたアレンジ、オペラ歌手を起用した大胆な構成、全18曲を1つの巨大な流れの中に組み込む見事な展開力、どれも一級品の素晴らしさ!テーマとなる旋律の反復と即興を織り交ぜながら、“ジャズ”でありながらも“ジャズ”と絶妙な距離を感じさせるセンスも本当に格好イイです!アルトサックス、ピアノ、トランペット、ダブルベース、ドラム、オペラ歌手という編成で録音!ダイナミックで詩的な感性に貫かれた見事な1枚!下記で試聴も出来ますが、流れで聴いてこそその真価を体感できる作品ですよ!レーベルメイト、Colin Stetsonが好きな人も是非!大推薦!!