これは最高!箏曲の流派“京極流”の二代宗家である雨田光平が1970年に録音した傑作!
これは最高!明治に創設された箏曲の流派“京極流”の二代宗家である雨田光平が1970年に録音した傑作「新春譜」がリイシュー!雨田光平は福井県生まれの彫刻家/画家/作曲家である才人で、日本にハープ奏法を持ち帰ったハープ奏者としても知られています!本作はそんな雨田光平が箏とハープによる雅楽形式の合奏曲として制作した作品となります!ハープに箏、笙、太鼓、そして唄といった編成で展開されるサウンドは、雅で和的な感覚に西洋のモダンなエッセンスが加わった風情が感じられて◎!箏曲といえば誰もが思い浮かべるであろう宮城道雄の作品群とも明らかに一線を画す独特のセンスに圧倒されますね!それから作詞と作曲を雨田自身が手がけているという意味では、日本式SSWの先駆けともいえるかと思います!和と西洋の安易な折衷ではない屹立した独特の案配のサウンドが本当に魅力的ですよ!武満徹が好きな人にもオススメです!それから、本作には和的アンビエント作家、Sugai Kenによるリワーク作品も収録されています!こちらも見事なコラージュ・センスが光る傑作です!京極流箏曲と「新春譜」を考察した解説もかなり面白いので是非!大推薦!
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