太鼓と女性コーラス!アルゼンチン・フォルクローレの叙情性をミニマルかつ音響的にまとめた傑作!
これは傑作!!アルゼンチンの太鼓とコーラスの女性3人組のユニット、イエルバカーナのセカンド!コンゴやマリの伝統曲、ブラジル、ベネズエラ、コロンビア、メキシコ、そして、アルゼンチンの伝承曲を取り上げた本作、フォルクローレの叙情性をミニマルかつ音響的にまとめ上げた見事な作品となっていますね!コンガ、タンボール、パンデイロ、ナイジェリアのウドゥといった南米~アフリカの打楽器と女性コーラス、それから親指ピアノにパラフォンやSEなどを交えて構成されている訳ですが、フォルクローレ特有の情緒を解放的に響かせることに成功しています!多様なリズムとめくるめくコーラス・ワーク、親指ピアノの心地良い倍音感が、躍動的に絡み合い、絶妙な心地良さを産み出していますね!土着的であると同時に非常にポップな作りとなっていますよ!ライナーはJuan Falu!それから、ハミロ・ムソットが『Civilizacao & Barbarye』で取り上げた曲も演奏しています!太鼓と歌という原始的な音楽のあり方で、現代的な情緒を産み出した快作!大推薦!!