大傑作!ワールド・ミュージックの要素を色濃く感じさせる、ベルギー仏語圏SSW、アントワーヌ・ロワイエ!
これは最高!!ベルギー仏語圏SSW、アントワーヌ・ロワイエのセカンド!アコースティック・ギターと歌を軸に、マグレブ音楽で使われるペンディールやインドのタブラ、それから、ハーモニウムなどを駆使した非常に独特の質感を持った作品となっています!バッハやベルギーのトラッドにアレンジを施したり、ポール・エリュアールの詩に曲をつけたり、ラジャスタンの歌唱を取り入れたりと、多彩なアイデアを自在に音像化させていくセンスが◎!エクスペリメンタルとも思える風変りなアレンジを、仄暗いデカダンスを湛えながらエレガントな世界へと着地させる感性も絶品ですよ!それから、楽曲にしっかりと色気が息衝いている辺りも、非常に嬉しいですね!サラヴァ周辺が好きな人は勿論ですが、コリーンやデヴェンドラ・バンハート等が好きな人にも聴いて欲しい1枚です!様々な文化の香りを漂わせつつ、ヨーロッパ的なエッセンスを色濃く感じさせてくれる大傑作!端正な構築美ではなく、半壊美のような音のフォルムも最高にイイですね!大推薦!!最高!!