滅茶苦茶イイです!エチオピアのピアニスト、Emahoy Tsege Mariam Gebruによる初のボーカル曲集!
滅茶苦茶イイです!本作は、エチオピアの修道女にして作曲家/ピアニスト、Emahoy Tsege Mariam Gebruが1977年から85年の間に録音したボーカル曲を集めた音源集となります!ドビュッシーやサティ、エチオピア音楽、キリスト教音楽をミックスさせたようなピアノ演奏と味わい深いボーカルが一体となったサウンドが最高にイイですね!カセットにて録音されたということもあり、暖かな音像と親密な空気感、それから、窓の外から聴こえてくる鳥の鳴き声やピアノの椅子の軋む音なども収録されていて、全体に漂っているムードが何ともいえない不思議な魅力を放っていますよ!カセットならではのノイズも含めて、演奏と音質の相性がとにかく抜群!また、内省的であると同時にとても開放的にも感じられて◎!ちなみに、エチオピアを離れるときの心の痛み、1974年の革命とそれに続く祖国の赤色テロへの反省、エルサレムでの将来の亡命の予感などを歌にしているとのことです。慎ましく華やいでいくような歌声と演奏が妙に心を打つ傑作です!大推薦!
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