南米フォルクローレや英米トラッドフォークとは一味違う、カタルーニャの情感が詰め込まれた傑作!
これは素晴らしい!!カタルーニャを代表するギタリスト、トティ・ソレールの2013年作!トティ・ソレールはデヴィッド・アレン(ゴング)との交流でも知られるSSW、Pau Ribaのバンドメンバーを経て、ジャズロック バンド OMのメンバーとして活躍、その後、フラメンコ・ギターを学びながら独自のギターを展開していったスペイン最高の音楽家として知られているわけですが、本作でもその豊かな才能を如何なく発揮しています!柔らかなタッチで流麗に披露されるギターには、南米のフォルクローレや英米のトラッド・フォークとは違ったカタルーニャならではの静かな情緒が詰め込まれているようで◎!ジャズやクラッシックの素養も感じさせつつ展開されていくエレガントな演奏には、決して土着的な民族音楽を演奏している訳ではないのにも関わらず、カタルーニャの情感を伝えてくれるような素晴らしさがありますよ!こんな風に土地の匂いが滲み出てくるような音楽には、名状しがたい説得力を感じますね!編成は、ベースとパーカッションに加えて、88年生まれの女性ボーカリスト、ヘマ・ウメットが数曲参加!そして、当店でも人気のシルビア・ペレス・クルスの撮ったトティの写真が内ジャケに掲載されています!カタルーニャの音楽コネクションを垣間見ることが出来て◎!イワン・マッコールの曲をも取り上げた全11曲!心地良い郷愁感に酔えますよ!オススメ!!