灰野敬二が参加した工藤礼子の2007年作!繊細な世界に異物が混入したような面白さ!
可憐で情緒的、か細くも芯のある声で、シンプルでありながらも広がりのある世界を展開していく工藤礼子の2007年作!無防備な歌声で、俳句や短歌のように余白を感じせる世界観に変わりはありませんが、本作ではギターとドラム、そしてボーカル(ラストの『雪の山』での絶叫は圧巻です!)と3曲で、灰野敬二が参加しているということもあり、工藤礼子の浮世離れとも思える程に繊細な世界に異物が混入しているような面白さがありますね!互いの確立された強力な世界観が、溶け合うことなく並び立っているような異様な世界が展開されていますよ!それから、もちろん工藤冬里は全面参加!相変わらず、オルガンやギター、琵琶などでユニークな演奏を聴かせてくれていますね!オススメ!!