最高!!河内音頭の老舗会派“初音家”の発掘音源集!“河内音頭”に関する詳細なブックレット付!
最高!!河内音頭の老舗会派“初音家”の発掘音源集!“初音家”は大正時代、古くから河内地方在処に伝承されていた伝統的な音頭に、当時一世風靡していた浪曲の節調を採り入れ、現代河内音頭を創り上げた初代の初音家太三郎により作られた会派なのですが、その“初音家”の1950年代後半~60年代中頃の盆踊り、舞台風景を私家録音した貴重な音源を6枚組という大ヴォリュームで収めたのが本作となります!初音五人衆・初音家太三郎、宇志丸、辰丸の渋い喉、小太三丸をはじめ第二世代の元気な歌声を具に聴くことができるというのも最高ですが、更に注目して頂きたいのは120ページにもわたるブックレット!このブックレットがかなり素晴らしく、音頭研究家の持田寿一氏による河内音頭に関する解説と、4代目初音家宗家、初音家秀若による“初音家”の歴史を細やかに伝えてくれる文章が掲載されています!このブックレットで“河内音頭”に関する知識がかなり網羅できますので、“河内音頭”に興味はあるけど、どんな風に接近していったら良いかが分からない人にとっては本当に目から鱗の連続です!膨大なテープをデジタル化したら50枚を超えるCDRとなったという中から選りすぐられた音源も勿論どれも最高!“バラッドにしてダンスミュージック”、そして、2013年に発掘された新しき“ルーツミュージック”として楽しめる極上の一品!本当に力作という言葉相応しいですね!大推薦!!
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※本作はボックスセットなりますので、メール便はご利用頂けません。ゆうメールは可能です。よろしくお願い致します。
【プレスリリース】
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本主役の初音家は河内音頭の老舗会派です。
初代の初音家太三郎は大正時代、古くから河内地方在処に伝承されていた伝統的な音頭に
当時一世風靡していた浪曲の節調を採り入れ、現代河内音頭を創り上げた大功労者です。
戦前は太三郎を中心に「初音家五人衆」と呼ばれる名人が現れ、
「踊って・聴ける」新しい河内音頭の創造に真っ向から取り組みました。
その実験的試みは戦争を挿み、一旦は中断されるものの、戦後の時宜を得て五人衆の流れを汲む
「音頭第二世代」の逸材たちが初音家に結集し中断されていた音頭の革命が再開されます。
若き日の鉄炮光三郎も初音家の門を叩いた一人です。
また、鉄砲・三音家・日乃出家・井筒家・五月家等、
現在、河内音頭主要老舗会派の創始者たちは悉く初音家太三郎の薫陶を受けています。
河内音頭は1961年、鉄炮光三郎の「民謡鉄砲節」の大ヒットによって大坂ローカルなものから
全国区へと大きな飛躍を遂げましたが、その下地を築いたものたちこそ、
太三郎率いる初音家の音頭集団たちでした。
ところが残念なことにその記録がまったくないのです。
五人衆はおろか太三郎も生前、ほとんど自分名義の録音を残しておりません。
また、第二世代の人たちも初音家二代目・初音家小太三丸(賢次)一人を除いて録音は皆無といっていいほどです。
五人衆は全て、第二世代もわずか一人を除いて皆、物故してすでにこの世の人ではありません。
もはや彼らの歌声は夢幻でしかない、と音頭ファンの誰もがあきらめかけていたときに彗星のごとくあらわれたのが本音源集です。
本作は1950年代後半~60年代中頃に初音家の盆踊り、舞台風景を私家録音した貴重な音源集です。
今まで夢幻だった初音五人衆・初音家太三郎、宇志丸、辰丸の渋い喉、
小太三丸をはじめ第二世代の元気な歌声を具に聴くことができます。
がしかし、幻の音頭取りたちの歌声に接する喜びはもちろん、
それ以上にわたしたちを驚かせるのは「音頭革命」にひたすら奮迅する彼らの凄まじい熱気です。
ひとたびこの熱気にふれれば、河内音頭をよく知る人でもこれまでの「河内音頭観」を大きく変えること必至。
音頭をよく知らない、あるいは未体験の方はきっと、“バラッドにしてダンスミュージック!”
浪曲音頭の底知れぬ魅力に取り憑かれ、「ニッポンにもこんな音楽があったのか?!」と
大衆音楽の奥深さに認識をあらたにすることでしょう。
ともあれ、これまでリリースされた河内音頭の数多あるCDとは質量ともにちがいます。
どなたさまも2013年に新発見された「ルーツミュージック」とご理解下さいましてご一聴下さいますよう、
伏して懇願奉る次第です。