イイです!小杉武久、梅津和時、トム・コラとの共演でも知られる即興パカッショニスト、風巻隆の22年作!
イイです!小杉武久、向井千恵、大友良英、梅津和時、エリオット・シャープ、クリスチャン・マークレイ、トム・コラ、サム・ベネット、ウィリアム・パーカーらとの共演でも知られる即興パカッショニスト、風巻隆の22年作!様々な打楽器を使ったソロ・パーカッション作品となるわけですが、ヴィヴィッドな音の響きと複雑なリズムから立ち上る音の佇まいがとてもイイですね!ジャズや民族音楽のように聴こえてもきますが、タイトル通り「ただ音を叩いている」ような格好良さが◎!それから、28ページにも及ぶブックレットには自身のエッセイが掲載されていて、沖縄の豊年祭での体験、デューイ・レッドマンやサン・ラ・アーケストラのダニー・デイビス、トム・コラ、カーレ・ラールとの交流、キッド・アイラック・ホールへの想いなどが綴られていて非常に面白いです!それから冨名腰勇のライナーノートも掲載されています!オススメ!
はじめての場所に立って「いつか来たことがある」と感じる既視感にも似て
即興で演奏された音楽は、未知の記憶を呼び起こし、
人は、自分の知らない、自分の中の「深み」と向き合っていく。
どこにもない場所に立って、耳をすますと、自分はもういなくなり
ただそこには、「音」が風景のように鳴り響いている。
風巻 隆(ライナー文より)