ジョセフィン・フォスター自選未発表音源集!ロウファイな音の質感が産み出す魔法のような素晴らしさ!
ヴィクトール・エレーロとの来日を記念して制作された、ジョセフィン・フォスター自選未発表音源集!Andy Barとのユニット The Children's Hour期やJason AjemianとのBorn Heller期というキャリア初期の頃から、ヴィクトール・エレーロと組んだ近年に至るまでを網羅した作品集となっています!ジョセフィン自身でコンパイルしているためか、いわゆる寄せ集め感は皆無で、作品としての統一感を強烈に感じますね! 1920~30年代の大衆音楽に通じる、かぐわしいメロディにアシッド・フォークのエッセンスを加えたような世界を軸に、10年に及ぶキャリアの中で行われてきた様々な試みが収められており、改めて彼女の背景には幾重にも連なる様々な音楽が折り重なってることに気づかされます!そして、特筆すべきは、ホーム・レコーディングやデモ音源的なロウファイな音の質感が、彼女の可憐な歌の佇まいを強調しているように聴こえてくる点ですね!宅録的な親密な空気感が広大な世界を産み出し、優れたデモ音源特有の偶発的な必然を感じさせる魔法のような素晴らしさがありますよ!大傑作“スパニッシュ古謡集”や集大成的な力作“Blood Rushing”等の近年の充実作とは違った意味で、ジョセフィンの魅力が凝縮されたような作品です!ちなみにジャケットのアートワークも彼女自身が手掛けています!大推薦です!