クラウトロックの流れを感じさせるミニマル・ミュージックとクラッシックの要素が交ざりあった傑作!!
傑作!!“プリペアード・ピアノ”の可能性を探求する作曲家兼ピアニスト、ハウシュカの2014年作!世界各地に実在する人気のない街、“捨てられた街”をテーマに制作された本作、クラフトワークやノイ等のクラウトロックの流れを感じさせるミニマル・ミュージックとクラッシックの要素が交ざりあった見事な作品に仕上がっています!ミニマル・ミュージックという点においては、前作 『Salon Des Amateurs』との共通点もありますが、より生々しさを求めたような質感は本作ならでは!廃墟のような荒廃した雰囲気と、祈りに似た安らかな感性が同居している良さがありますね!そのためか、トランス的な快楽というよりも、退廃を想起させるクラッシック的な陶酔が色濃く感じられます!そして、その音の佇まいからは、現代音楽とポピュラー音楽の接点を拡張するような音楽的な野心が感じられて◎!日本盤はボーナストラック1曲収録!そして、欧州盤初回限定製造のボーナスディスクも日本盤に付きますよ!ライナーノーツは阿部海太郎!大推薦です!!