秩父の民間信仰の霊山として知られる“武甲山”の破壊をコンセプトに制作されたプログレッシブな異色作!
ペルーのフォルクローレと現代音楽を独自の解釈で弾き進めるギタリスト 笹久保伸と、アンデス地方のフォルクローレ楽器としても知られるサンボーニャを操る音楽家 青木大輔による2015年作!本作は、14年作『秩父遥拝』と同様、笹久保が現在の活動拠点でもある秩父をテーマにした作品で、古くから秩父の民間信仰の霊山として知られる“武甲山”の破壊をコンセプトに制作されています!なんでも、セメント採掘によりその景観は年々変化し、削られたその姿はまるでピラミッドのようになっているということで、神の山“武甲山”の歴史を音で振り返るアルバムを制作したとのことです!
サウンドの方は、笹久保伸の作品群の中では異色と言っても良い内容で、かなりプログレッブな感覚が横溢した作品となっていますね!ゲスト参加した清水悠のエレキギターをフィーチャーした楽曲は、ロックのエッセンスがかなり出ていて、また、清らかな歌声を聞かせてくれる木村美保が歌う楽曲はフォークの風情に満ちていますよ!もちろん、笹久保伸、青木大輔によるフォルクローレ的な風情も随所に感じられて◎!濃厚な演奏を楽しめます!是非!!