ブラジル音楽、ジャズ、クラッシックなどの要素を孕んだ静かなるチェンバー・ポップ!
素晴らしいです!Itibere Orquestra Familiaへの参加やエルメート・パスコアル、アカ・セカ・トリオ、ウーゴ・ファトルーソとの共演などで数々の名演を残してきたクラリネット奏者ジョアナ・ケイロスと、アントニオ・ロウレイロと並び現代ブラジルの最高の作曲家と評されるピアニスト、ハファエル・マルチニ、そしてイチベレ・ツヴァルギやエルメート・パスコアルに師事し、ナナ・ヴァスコンセロスらと共演してきたギタリスト、ベルナルド・ハモスという現代ブラジルの尖鋭的なアーティスト3者による2016年作!
本作は、ブラジル音楽、ジャズ、クラッシックなどの要素を孕んだ静かなるチェンバー・ポップといったサウンドが見事な傑作です!浮遊感に満ちた3者によるアンサンブルは寓話のような世界を描いていて、古代世界や天上世界を想起させるような魅力がありますね!また、耳を澄ますほどに切ない叙情性が浮かび上がってくるような極上のメロディが現れたかと思うと、エクスペリメンタルにも聴こえる現代音楽的な響きが現れたりと、静けさの中にも様々な音の仕掛けが隠されている辺りも素晴らしいですよ!音楽と共振しているような印象的なジャケットは逆柱いみり!想像性に富んだ作品ですね!オススメ!!
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