最高!ハファエル・マルチニの22年作!イマジナリーなサウンドをスリリングな演奏で聴かせてくれる傑作!
素晴らしいです!アントニオ・ロウレイロ、ジョアナ・ケイロス、アレシャンドリ・アンドレスらと並び、現代ブラジル音楽シーンで際立つ才能を発揮する作曲家/ピアニスト、ハファエル・マルチニが自身のセクステットで制作した2022年作!本作もブラジル音楽、ジャズ、現代音楽等が混じり合った素晴らしい作品となっています!アルツハイマーが進行した自身の母との経験から生まれたタイトル曲「Martelo」から最高にイイですね!反復、拡張と伸縮、記憶の消去や構築といったテーマから制作されたとのことですが、叙情的なメロディを随所に配置したミニマル/プログレッシブ・ジャズな演奏がスリリングに響いてきますよ!それから電子音響作品のような出だしからクラシカルなピアノ演奏へと流れていく2曲目「Passagem」も◎!リズムとテクスチャーが楽曲に絶妙なニュアンスを与えていますね!また、エクスペリメンタルな現代音楽的な出だしから最高の3曲目 「Nascente Afluente Vazante」もとてもイイです!パーカッシブで土着的な感覚とモダンでプログレッシブな演奏がコントラストを描いていて◎!その他の収録曲もイマジナリーなサウンドをスリリングな演奏で聴かせてくれますよ!ジョアナ・ケイロス(クラリネット/バス・クラリネット)、ルカ・ミラノヴィック(ヴァイオリン)、フェリペ・ジョゼ(チェロ)、アントニオ・ロウレイロ(ドラムス)、ペドロ・ドゥランエス(エレクトロニクス)が参加しています!オススメ!