イイです!サックス、ピアノ、エレクトロニクス、そしてフィールド録音に、朗読や歌を重層的にコラージュ!
格好イイです!作曲家でサックス奏者、マタナ・ロバーツの“Coin Coin”シリーズの第3章!クインテットにオペラ歌手を加えた編成で制作された前作も素晴らしかったですが、マタナ・ロバーツ1人での制作となった本作も最高ですね!サックス、ピアノ、エレクトロニクス、そしてフィールド録音、サンプリング、更には、朗読や歌を重層的にコラージュしたような作品で、民謡に伝承歌、アメリカ国歌などを引用しながら、ジャズやドローンを感じさせるサウンドをスピリチュアルに展開しています!マタナ・ロバーツの見事な構成力は本作でも素晴らしく、実験的な要素がかなり強い作品でありながらも、その音には物語性や叙情性が色濃く滲んでいて◎!アフリカ系アメリカ人である彼女の出自がテーマとして作品に投影されているとはいえ、音から歴史を感じさせてくれる稀有な作品となっていますよ!ちなみに、彼女は自身の作品を“Panoramic Sound Quilting”と評しているようです!こちらのLPにはダウンロード・クーポンが付いています!大推薦!!
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