アイリッシュやジプシー、古楽的な要素を滲ませながら、どこの国か判別のつかない民族音楽を描いた傑作!
これは最高!!フィドル奏者、柴山真人のファースト・ソロ作品!フィドルとフルート、リコーダーという組み合わせで制作された本作、トラッドの勇壮かつ素朴な旋律を情緒的に引き出した素晴らしい内容となっていますね!アイリッシュやジプシー、クラッシック、古楽的なエッセンスを滲ませながら、どこの国かとも判別のつかない民族音楽的な風情を見事に描いています!フィドルとフルートやリコーダーによるアンサンブルからは、聴き込むほどに流麗で繊細な音楽的な機微を感じ取れますが、決してキッチリとした端正な音像に落とし込むわけではなく、ある意味ラフな音楽として表現されていて◎!この辺りからも民族音楽的なダイナミズムが感じられますね!それから、フォークが内包するミニマリズム的な演奏も随所に散りばめられていますので、朴訥とした風情の中にも高揚感や陶酔感が隠されていますよ!音色と旋律の風合いも非常にイイです!大推薦!!