最高!エミリオ・アロによる“クラン・カイマン”の21年作!ミニマリスティックな民族音楽的グルーヴが◎!
最高!音響派以降のフォルクローレ的な感覚をオーガニックかつサイケデリックに展開するアルゼンチンの奇才、エミリオ・アロによる5重奏楽団“クラン・カイマン”の2021年作!前作同様、トイポップやアンビエントを塗したエキゾチシズムがヴィヴィッドに響く傑作ですね!カリンバを改造したカリンバフォンという名の自作楽器を軸にラップスティール、バリトン・ギター、パーカッション、エレクトリック・ギター、ベース等で繰り広げられるアンサンブルが冴えに冴えております!土着的で幻想的、不穏な空気も孕んだ異界的なサウンドがとても格好イイですよ!「架空の部族の奏でる音楽を空想する」というコンセプト通り、空想的民族音楽のような面白さも◎!アロ自身も「ヴォーカルもシンバルもファンファーレもありません」と説明していますが、派手すぎず地味すぎず、とはいえ音楽としての強度を感じるとても素晴らしい作品となっております!(そもそも民族音楽って派手や地味というレベルを超えた良さがありますよね!)アルゼンチンや南米の音楽好きは勿論ですが、ハイラマズ、VIDEOTAPEMUSIC、マーティン・デニー、SUGAI KENらが好きな人も是非聴いてみて下さい!ミニマリスティックな民族音楽的グルーヴに魅了される極上盤です!大推薦!
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