格好イイです!フォーキーな歌と、前衛/アート感覚が交錯したポップで歪な傑作!
格好イイです!現代のサラヴァとも評されるフランスのレーベル“Le Saule”の名SSW、フィリップ・クラブの2016年作!本作も前作の延長上にあるような実験精神を散りばめたポップで風変りなフォーク/シャンソン作品となっています!歌はエレガントな風情を醸し出していますが、ノイズやコラージュをふんだんに盛り込んだアンサンブルはどこか歪!フォーキーな歌と、前衛/アート感覚が交錯しているようなユニークさがあります!音の重ね方が本当に巧みで、歌声、ギター、パーカッションなどを駆使しながら、時には執拗と思えるほどに不穏な空気を産み出したかと思えば、ユーモラスでポップな展開へと流れていったりと、アルバム全体から一筋縄ではいかない独特の雰囲気が滲み出ていますよ!レッド・クレイオラを彷彿させるような箇所もあり◎!聴きこむほどにユニークな傑作です!大推薦!!