オウレリエン・メルルの現時点での最高傑作!ワールド・ミュージック的な風情をも加えた充実の作品!
これは素晴らしい!!フランスのSSW、オウレリエン・メルルの現時点での最高傑作!叙情性に富んだ楽曲の良さに変わりはありませんが、過去作(コチラとコチラ)と比べると、グッとアレンジが多彩になり、音像全体をブラッシュ・アップさせたような作品となっています!フィンガーピッキングによるギターと、繊細な歌声を軸としつつも、バラフォンやブズーキ、ゲンブリなどを取り入れることでワールド・ミュージック的な風情を作品に与えている辺りも◎!所属するレーベル “ル・ソール”は初期サラヴァのクリエイティブでアヴァンギャルドなシャンソン作りをモデルにしているとのことですが、オウレリエン・メルルにはピエール・バルー(『80 A.B.』カバー収録)に通じる格好良さがありますよ!本作にも参加している“ル・ソール”の仲間たち、ジャン・ダニエル・ボッタ、アントワンヌ・ロワイエ、レオノーレ・ブーランジェ、フィリップ・クラブの近年作と聴き比べると、いかに彼らが互いに影響を与え合っているかがよく分かります!ジャケットは、19世紀末のスイスの象徴主義画家アルノルト・ベックリンの「牧神と黒ツグミ(メルル)」を使用!“ル・ソール”界隈の好調っぷりが伺える充実の1枚!こちらのLPにはダウンロード・クーポンが付いています!大推薦!!