耳を澄ますことでしか捉えることの出来ない音の在り処を、端正な音像で示したフィールド録音の大傑作!
最高!!『12か月のフランジャイル』が当店でも大人気の津田貴司(hofli)と笹島裕樹による新ユニットstilllife(スティルライフ)!「やみくもな熱情と自分たちの興味関心だけのために、膨大なフィールドレコーディングを行った。」という本作、「熊本や栃木や新潟、それから東京西部 一帯にかけて、主に夕方から深夜、時には夜が白々と空けるまで、ポータブルレコーダーを回し続けた。」という作業の果てに産まれた、フィールド録音を元に制作された“音”の作品です!
虫や鳥の鳴き声、滴り落ちる水の音、雨の音、車の音、空気のざわめきが、静けさの中から浮かび上がっては音響空間を侵食していき、野外空間と地続きの風景、感触、匂いを“音”として提示!詩的であると同時に、思索的とも思える作品で、耳を澄ますことでしか捉えることの出来ない音の在り処を、音の凹凸を損なうことのない端正な録音で示しています!アンビエントや民族音楽の現地録音物が好きな人は、もちろんですが、デレク・ベイリーやモノ・フォンタナのように“音を聴く”という行為を強く想起させる音楽家のファンにも是非とも聴いて欲しい大充実の内容です!文庫本型の紙厚スリーヴにトレーシングペーパーも用いた豪華特殊パッケージ仕様!そして、福島恵一さんのライナーも最高です!大推薦!!